インターンシップを初めて実施する企業はこれをするべき|成功のための完全ガイド
はじめに
「インターンシップを導入したいけれど、何から始めればいいのか分からない」
そんな悩みを抱える企業は少なくありません。経済産業省や厚生労働省の調査によれば、インターンシップは学生のキャリア形成だけでなく、企業の採用力強化にも直結する重要な取り組みです。
特に近年は、学生が企業を選ぶ基準が「給与や安定性」だけでなく「働きがい」「成長機会」「企業文化」へとシフトしています。インターンシップは、学生にとって企業を肌で感じる数少ない機会であり、企業にとっては未来の人材と出会うための最前線です。
なぜ今、インターンシップが必要なのか
経済産業省の「インターンシップ推進に関する基本的考え方」では、インターンシップは単なる就業体験ではなく、学生のキャリア形成支援と企業の人材確保を両立させる仕組みとして位置づけられています。
また、厚生労働省の「令和5年版労働経済白書」によれば、新卒3年以内の離職率は約3割に達しており、その背景には「入社前の企業理解不足」があると指摘されています。
つまり、インターンシップは「学生にとってのキャリア教育」であると同時に、「企業にとっての採用リスク低減策」でもあるのです。
初めての企業が直面する3つの課題
- 設計の難しさ:どのくらいの期間・内容にすべきか分からない
 - 受け入れ体制の不安:現場社員の負担や教育コストが気になる
 - 成果の見えにくさ:採用やブランド向上にどうつながるのか不透明
 
これらは多くの企業が共通して抱える課題ですが、実は「型」を押さえることで解決できます。
公的データから見る「成功するインターンシップ」の条件
文部科学省・厚労省・経産省の3省合意(令和4年改正)では、インターンシップを4つのタイプに分類しています。
| タイプ | 特徴 | 企業メリット | 
| オープン・カンパニー | 会社説明や業界紹介中心 | 認知度向上 | 
| キャリア教育型 | 学生の学び重視 | 社会貢献・教育連携 | 
| 汎用的能力・専門活用型 | 実務体験を伴う(5日以上) | 採用候補者との接点強化 | 
| 高度専門型 | 長期・専門性重視 | 即戦力人材の発掘 | 
特に「汎用的能力・専門活用型」は、採用活動に直結する情報活用が可能とされており、初めての企業でも取り組みやすいモデルです。
初めての企業がやるべきステップ
目的を明確にする
「採用直結型」か「ブランド認知型」か。目的を定めることでプログラム設計がぶれません。
プログラムをシンプルに設計
例:3日間モデル
- 1日目:会社紹介+社員交流
 - 2日目:簡単な業務体験(例:企画立案ワーク)
 - 3日目:成果発表+フィードバック
 
社員を巻き込む
経産省の調査では、学生が最も価値を感じるのは「社員からのフィードバック」であると報告されています。現場社員の協力が成功の鍵です。
効果測定を行う
- 学生アンケート
 - 社員の負担感調査
 - 採用候補者への転換率
 
これらを数値化することで、次年度以降の改善につながります。
インターンシップ成功のカギは「企業のプレゼンスキル」
インターンシップは学生にとって「企業を知る最初の接点」であり、同時に「企業が自らをプレゼンテーションする舞台」でもあります。
経済産業省の調査でも、学生がインターンシップで重視する要素として「社員の話し方や説明の分かりやすさ」「企業文化の伝わりやすさ」が上位に挙げられています。
つまり、どれだけ優れたプログラムを用意しても、企業側のプレゼンスキルが低ければ学生に魅力は伝わりません。
プレゼンスキルが重要な理由
- 第一印象がブランドを決める
 - 社員の言葉が「企業の顔」になる
 - 双方向のコミュニケーションが信頼を生む
 
企業が磨くべきプレゼンスキル
- ストーリーテリング(理念や歴史を物語として伝える)
 - 分かりやすい言葉選び(学生目線で説明する)
 - ビジュアル活用(スライドや動画で印象を残す)
 - フィードバック力(学生の発表に具体的かつ前向きなコメントを返す)
 
インターンシップが企業にもたらす効果
- 組織の活性化(新しい視点の導入)
 - 採用コストの削減(ミスマッチ防止)
 - ブランド力向上(学生からの認知度アップ)
 
特に中小企業や地方企業にとっては、大手企業との差別化を図る絶好の機会になります。
おしまい
インターンシップは「学生のための教育活動」であると同時に、企業の未来を左右する採用戦略です。
そして成功のカギは、プログラム設計だけでなく、企業自身のプレゼンスキルにあります。
しかし、初めての導入には不安がつきもの。プログラム設計、法令遵守、学生募集、社員研修、効果測定…すべてを自社だけで完璧に行うのは難しいのが現実です。
だからこそ、専門的な知見と実績を持つパートナーが必要です。
imotion株式会社は、「motion × emotion」を軸に、採用ブランディングからインターンシップ設計、さらに社員のプレゼンスキル強化まで一貫してサポートしています。
- 戦略設計:企業の目的に合わせたプログラムデザイン
 - 実務支援:告知・応募管理・当日の運営まで伴走
 - ブランド強化:学生に刺さるコピーやビジュアル設計
 - プレゼンスキル研修:社員が自信を持って自社を語れるよう支援
 
「インターンシップを実施したい!でもどうすれば…」と悩む企業にとって、最初の一歩を安心して踏み出せる伴走者となります。

